食中毒菌などの話
- サルモネラ食中毒
- 黄色ブドウ球菌食中毒
- ボツリヌス菌食中毒
- 腸炎ビブリオ食中毒
- 腸管出血性大腸菌
- 病原大腸菌食中毒
- ウエルシュ菌食中毒
- セレウス菌食中毒
- カンピロバクター食中毒
- ノロウイルス食中毒
- リステリア食中毒
- 寄生虫による食中毒
黄色ブドウ球菌食中毒
特徴
人や動物の皮膚や鼻腔など広く自然界に分布します。手指の化膿創やニキビなどには必ずいますが、健康な人でも鼻や髪の毛、皮膚などに2~4割の割合で保菌しています。分裂する際に毒素を産生し、一度作られた毒素は加熱(100℃30分)にも耐えます。食中毒は、この毒素により起こります。
潜伏時間
原因となる食品を食べてから、1~5時間、平均3時間程度で発症します。
症状
突然の吐き気と嘔吐や腹痛、下痢を起こします。
原因食品
調理する人の手指から、この細菌が食品につくことが原因になることが多いので、手指を使用するおにぎり・サンドイッチ・弁当・和洋生菓子などの様々な食品が原因になります。
予防法
- 調理前にはよく手を洗います。
- 手指に傷があるときには、できる限り調理しない。傷口を覆って使い捨てゴム手袋装着。
- 調理中に髪の毛や顔などに触らない(顔にかかる髪の毛はまとめる、三角巾等装着)。
- 下ごしらえから、調理、食べるまでの時間はなるべく短時間にします。
- 常温放置が長時間となった原材料・食品は廃棄します(再加熱による再生はできません)。
- 調理器具の洗浄・殺菌を十分に行います。