コーデックス(食品の国際規格)
5.食品規格委員会(CAC)の組織は?
CACを補佐する事務局(FAO内に設置)と執行委員会の下に以下の部会があります。
- 一般問題部会(10部会)
- 個別食品部会(12部会)
- 地域調整部会(6部会)
- 特別部会(1部会)
(1)は食品衛生部会、一般原則部会、食品表示部会など、(2)は魚類・水産製品部会、乳・乳製品部会、ナチュラルミネラルウォーター部会などがあります。(3)はアジアを含め世界を6地域に分けてそれぞれの地域の事情を考慮して調整を行う委員会です。(4)は期限が定められた特別部会です。(1)、(2)はそれぞれ担当国が決められ、(3)はそれぞれの地域部会で議長国を決めます。
構成国は?
- 2020年1月現在、CAC加盟国は188カ国及び1機関(欧州共同体)です。加盟国は書面によってコメントを提出することや、会議への出席と意見を述べることができ、また1国一票の投票権があります。
- 国際機関、非政府機関、非加盟国などは認められればオブザーバーとして会議に出席して意見を述べたり、コメントを提出したりできますが、投票権はありません。
会議などで使われる言語は?
- 国連で実際に使われている3つの言葉を討議や資料で使うことになっていますが、通訳と翻訳の費用を負担すれば自国語を使うこともできます。これまでの会議では英語、フランス語、スペイン語が使われ、ワーキング・グループではほとんど英語が使用されてきました。2001年の第24回コーデックス総会からはアラビア語と中国語が追加されました。
コーデックス委員会組織図