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歴史館 > 資料室「日本の食品衛生の歴史(平成元年(1989年)〜現在)」

日本の食品衛生の歴史

平成元年(1989年)〜現在

〜昭和30年代(〜1964年)昭和40年〜60年代(1965年〜1988年)
平成2年(1990年)10月 腸管出血性大腸菌O157集団食中毒事件
幼稚園で、腸管出血性大腸菌O157による食中毒発生。
平成8年(1996年)5月 腸管出血性大腸菌O157による大規模食中毒事件
岡山県で2人死亡。広島、愛知などで集団発生。その後も全国で多発。
堺市では10,322人発症、8人死亡。
平成10年(1998年)5月 しょうゆ漬けイクラによる腸管出血性大腸菌O157食中毒事件
しょうゆ漬けイクラで49人が発症、腸管出血性大腸菌O157を検出。製造所での不十分な衛生管理が原因。
平成11年(1999年)3月 イカ乾製品によるサルモネラ食中毒事件
川崎市の子ども会行事に参加した子ら13人が食中毒様症状、共通食であるイカ乾製品からサルモネラを検出。患者1,634人、全国46都道府県で発生報告。
平成12年(2000年)6月 低脂肪乳等による黄色ブドウ球菌食中毒事件
原因は、製造中に停電が発生したため黄色ブドウ球菌が増殖し、エンテロトキシンが産生された脱脂粉乳を、廃棄せず再利用したことによる。患者数1万4,780人に達する大規模食中毒に。
平成13年(2001年)9月 国内初のBSE感染牛発見
国内初のBSE感染牛が発見された。
平成14年(2002年)2月 牛肉偽装事件
BSE感染牛発生に伴い行われた国の国産牛肉買取り事業を悪用し、複数の食肉卸業者が輸入牛肉を国産牛肉と偽り補助金を詐取。販売店での牛肉の産地偽装販売なども発覚。
平成14年(2002年)2月 輸入冷凍ほうれん草から基準値を超える残留農薬検出
中国産輸入冷凍ほうれん草から基準値を超える農薬クロルピリホスが検出されるケースが相次ぎ、14年7月から輸入自粛措置。
平成15年(2003年)1月 牛肉のレバー刺しでカンピロバクター食中毒発生
平成15年(2003年)12月 米国で初のBSE感染牛発見
米国で初のBSE感染牛が発見され、米国の牛肉等を全面輸入停止。
平成16年(2004年)11月E型肝炎ウイルスの感染発生
北海道で豚の内臓を食べた6人がE型肝炎に集団感染し、そのうち1人が死亡した。
平成19年(2007年)12月中国製冷凍餃子による食中毒
中国製の冷凍餃子に有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が従業員により混入される事件が発生。
平成21年(2009年)8月結着等の加工処理を行った食肉による腸管出血性大腸菌0157食中毒発生
小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナツツ)に加え、7品目の表示が義務化された。
平成23年(2011年)4月生食用食肉による腸管出血性大腸菌O111食中毒事件発生
加熱不十分な加工肉を食べ食中毒事件が発生。
平成23年(2011年)4月生食用食肉による腸管出血性大腸菌O111食中毒事件発生
ユッケを食べた5人が死亡した。この事件をきっかけに牛レバーの生食が禁止された。
平成24年(2012年)8月浅漬による腸管出血性大腸菌O157食中毒事件発生
札幌市で、浅漬を原因とした患者数169人、死者8人の食中毒事件が発生した。この事件をきっかけに、漬物の衛生規範が改正された。
平成25年(2013年)6月食品表示法の公布
平成27年(2015年)6月豚の食肉(内臓を含む)の基準が設定され、生食用として販売することが禁止される
平成30年(2018年)6月食品衛生法等の一部を改正する法律の公布
原則、全ての食品等事業者にHACCPが義務化された。
令和4年(2022年)8月加熱調理が不十分であった食肉による腸管出血性大腸菌O157食中毒事件発生
京都府で加熱不十分な食肉(レアステーキ)を食べ、そのうち1人が死亡する食中毒事件が発生。
令和5年(2023年)3月「くるみ」を特定原材料に追加しアレルギー表示義務化
特定原材料が8品目になった。
令和6年(2024年)3月紅麹が使用された機能性表示食品にて健康被害が発生
工場内の青カビが培養段階で混入し「プペルル酸」などの化合物がつくられたと推定される。
昭和40〜60年代
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