歴史館 > 資料室「日本の食品衛生の歴史(昭和40年〜60年代(1965年〜1988年))」
資料室
日本の食品衛生の歴史
昭和40年〜60年代(1965年〜1988年)



阿賀野川有機水銀中毒事件
39〜40年にかけて阿賀野川流域で患者26人、死者5人を出す奇病が発生。原因究明の結果、有機水銀で汚染された魚(とくにニゴイ)の多量摂取によるもので、水俣病と同一のものであることが判明。


広島産生かきによる食中毒事件
関東以西11都府県で129件、1,596人の患者発生。


カネミ油症事件
西日本一帯に、米ぬか油を原因とする中毒患者が発生。原因は製造過程で混入したPCB、被害者多数。


食品添加物チクロの使用を禁止


酒田駅で幕の内弁当中毒事件
山形県酒田駅で販売された幕の内弁当で食中毒。患者130人、死者3人。腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、セレウス菌等が検出された。


本邦初ボツリヌス菌A型中毒事件
東京都内の家庭で発生。患者2人、うち1人死亡。


タイ産冷凍エビからコレラ菌検出


青酸入り菓子事件発生
菓子会社社長が誘拐され、「かい人21面相」を名乗る犯人が身代金要求。市販品に青酸ソーダを混入し、企業を脅迫した事件が発生。


辛子蓮根によるボツリヌス食中毒事件
熊本産の辛子蓮根によるボツリヌス菌A型食中毒が、九州地区や全国13都道府県で発生。患者31人、死者11人に。辛子蓮根によるA型菌食中毒は史上初。


1万人を超す大規模食中毒事件
北海道千歳市他2市1町の学校等でサルモネラによる食中毒が発生。患者数1万472人にのぼる大規模食中毒。原因食品は錦糸卵。