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化学物質ルーム「化学物質を正しく知ろう!」

化学物質とは、化学反応によってつくられた物質のことをいいます。自然にできたものも、人間がつくったものも、すべてが化学物質となります。化学物質はわたしたちの身近にもたくさんあり、水や砂糖、ゴムやプラスチックなども化学物質になります。
化学物質にはいろいろな性質があり、わたしたちの生活に欠かせないものもあります。
ですが、体内に取り込みすぎてしまうと害になってしまうものもあります。例えば、わたしたちが生きていく上で欠かせない水ですが、まったく飲まないと脱水症状になってしまいますが、逆にたくさん飲みすぎてしまうと水中毒となり、体に害を及ぼします。
化学物質を上手に使うには、どのくらいの量を使うと効果があり、どれくらいの量を使うと害があるのかを理解しておくことがたいせつです。食品に使用する化学物質には「基準値」と呼ばれる使っても人の健康に影響のない量などが細かく決められていて、基準値をこえた食材は回収などがされます。

動物用医薬品

わたしたちが食べている家畜(牛や豚・ニワトリなど)が病気にかかりにくくしたり、病気になったときに薬を与えます。

動物用の薬の安全な使い方や使ってもいい量は決められていますが、この使い方や量は動物の病気に効き目があるか、動物に害がないかの他に、薬を与えられた動物たちの肉や牛乳・卵などを人が食べても安全かということも考えられていて、その結果安全な肉や牛乳・卵などの食べものが生産されています。

農薬

農薬とは、野菜や果物・穀物などの農作物を育てるときに、農作物に被害を与える虫やカビなどから守るのに使用したり、雑草がたくさん生えてくるのを防ぐために使用します。

農薬の使用にも、使用方法や基準量などが細かく決められています。また、使われた農薬は雨や風に流されたり、日光によって分解されたりするので、わたしたちが食べる農作物にそのまま残るわけではありません。

使用していい農薬の量は、わたしたちが食べても安全な量や、他の生き物たちに影響を及ぼさない量を、データをもとに決められています。農家の人は決められた使用量や使用方法を守って農薬を使って、たくさんの農作物を作っています。

農薬を使って育てた農作物も、きちんとルールが守られていれば安全です。

放射線

放射線とは、放射性物質から放出される粒子や電磁波のことです。放射線は、わたしたちの身の回りにも日常的に存在していて、放射線を受ける量をゼロにすることはできません。空気や食べものなどにも常に放射線を出す物質(放射性物質)が存在しています。

放射線を受けると、遺伝子を傷つけることで体に影響を与えます。しかし、わたしたちの体には、もし遺伝子が傷ついたとしても、元通りに戻したり、影響を受けた物質や傷ついた細胞を取りのぞく仕組みが備わっています。このおかげで、普段の生活で受ける放射線は、わたしたちの体にほとんど影響を及ぼさないと言われています。

放射線にも、基準値が設定されており、基準値以下の食品はずっと食べ続けても安全とされています。

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