お肉による食中毒を防ぎましょう! バーベキューやお弁当の調理時にも注意
お肉による食中毒はどんなことが原因で起こるのか?
食中毒は年間を通じてさまざまな原因で発生していますが、特に細菌性の食中毒は気温が高くなる夏場を中心に起こりやすくなっています。なかでも、鶏肉や牛・豚肉に由来するカンピロバクターは毎年、事件数・患者数ともに多く発生しています。牛・豚の腸管に存在する腸管出血性大腸菌O157などは少量の菌数でも重症化し、過去には死者も出ています。
食肉にはこれらの食中毒菌が存在していますので、肉の色が変わるまで十分に加熱することが大切です。
お肉はよく焼いて食べよう(厚生労働省)
生ひき肉を使った冷凍メンチカツなどの加熱調理
生のひき肉にパン粉などの衣がついたそうざい半製品として冷凍メンチカツなどがあります。製品の表示通り加熱調理しないと、外側は焼けていても中心部までは火が通らず、食中毒の原因となります。
ひき肉には食中毒の原因であるカンピロバクターや腸管出血性大腸菌など多くの食中毒菌で汚染されており、中心部の肉の色がかわるまで十分に加熱することが大切です。(中心部が75℃以上・1分間以上)
生のひき肉を使った製品による食中毒に関する注意喚起(厚生労働省)
食中毒予防!冷凍メンチカツの揚げ方(動画:2分55秒、株式会社エブリー制作・協力)
お肉を取り扱った手指や調理器具からの食中毒予防対策
ご家庭での調理やバーベキューなどで生のお肉を取り扱った手指や調理器具には食肉についていた食中毒菌が付着しています。生肉を扱った手指は手洗い用の洗浄剤を使って洗いましょう。包丁・まな板・トングなどの器具は生もの用と使い分けるか、洗浄・消毒を行ってから他の調理に使いましょう。
特にサラダなどの生ものや加熱調理済みの食品を盛り付ける場合は、食中毒菌が付着ないように取り扱うことが大切です。
ノロウイルス等の食中毒防止のための適切な手洗い(動画:10分52秒、厚生労働省)
バーベキューにおける食中毒・火傷に注意!~普段調理をしない方は特に注意をしましょう!~(平成27年7月29日 消費者庁)
バーベキューにおける食品安全に関する消費者行動のインターネット調査(令和元年7月23日 消費者庁)