第54回 食品衛生指導員全国大会 開催のご報告
食品衛生月間活動優秀支部・支所表彰
平成18年度より実施している食品衛生月間活動優秀支部・支所表彰につきまして、本年度は以下の8支所がみごと受賞され、第54回食品衛生指導員全国大会において表彰状・副賞が授与されました。表彰された活動内容の一部をご紹介いたします。
○ 全国有数の朝市 館鼻岸壁朝市でキャンペーン
青森県支部八戸支所
昨年度まで、中心商店街で食中毒防止街頭宣伝を行ってきましたが、より多くの消費者が集まり食品が売買される朝市においてキャンペーンを開催し、食品衛生指導員、食協役員、保健所、市役所、商工会議所職員が横断幕やのぼり、たすきを用い食中毒予防を呼びかけながら啓発グッズを配布したり、イメージキャラクターの着ぐるみを登場させ、家族連れの興味を引くことで、たいへん効果的でした。
○ 清潔はチェック!ちぇっく!またcheck!更に安心「二度洗い」
埼玉県支部戸田・蕨支所
蕨市で開催される伝統的な「機(はた)まつり」において、食品衛生指導員等がたすきをかけ、のぼり旗や横断幕を設置し、商店街を行きかう一人ひとりに声を掛けたり、うちわやリーフレットを配布しながら啓発活動を行いました。また、手洗いの重要性を認識してもらうため、来場者へ「手洗いチェッカー」を用いた体験コーナーを設置し、多くの方々へ食中毒予防と手洗いの重要性を訴え、たいへん喜ばれました。
○ 食品衛生フェア2014~安全でおいしいふくいの夏~
福井県支部福井支所
「安全でおいしいふくいの夏」をテーマとし、はじめて一般公募で有料による参加者募集を行いました。幅広い年齢層の参加があり、一般家庭における食中毒の発生状況や予防、食中毒菌に関するクイズの出題や手洗いの実演を盛り込み、参加型の講演会となりました。また、プロの料理人による福井県産の旬食材や福井ならではの食材を用いた料理の実演や試食、プロが実践する衛生管理の方法についても紹介していただき、たいへん参考になりました。
○ 広げよう安全・安心の輪~「消費者に地元の食品企業や食品衛生協会を知ってもらおう!」~
愛知県支部豊川支所
食中毒予防の重要性や食品衛生指導員活動を広く一般消費者にPRすることを目的に、大型ショッピングセンターにおける食品衛生キャンペーンの開催、懸垂幕の掲示、のぼり旗の設置などを行いました。また、食品等事業者向けに、自主衛生管理の大切さと協会加入のメリットを理解していただくため、製品検査ならびに全額食協負担による180店舗の拭き取り検査を実施するととともに、活動中は揃いのユニフォームを着用したり、指導員の自家用車にマグネットステッカーを貼って食協活動をアピールしました。
○ クイズに答えてバルーンGET!食品衛生パネルクイズ~魔法の箱で手洗いチェック~正しい手洗いできるかな?
滋賀県支部八幡支所
小学生以下の親子を対象に、食品衛生パネルクイズを開催しました。展示パネルに全て答えが隠されており、真剣に見てもらうことができ、たいへん効果的でした。また、調理師会と協力し、小学生親子を対象にした、「ふるさと親子料理講習会・手洗い教室」を開催し、正しい手洗いを習得した人に「手洗いマスター認定書」を交付しました。さらに、啓発資材を配布し、消費者に食中毒予防の街頭啓発も行いました。
○ 健康な生活は、手洗いから」・「知って安心、食中毒予防」
島根県支部益田支所
「健康長寿しまね」として健康づくりを展開し、併せて食品衛生月間行事に取り組みました。県・市町・地域・公民館単位で多数の方がたに手洗い体験を実施し、手洗い前後の汚れ度合をATPで判定し、親子、家族、友達同士で数値の比較を行う場面も見られた。手洗い体験をした多くの参加者には、手洗いの大切さや食中毒予防に対する理解をしていただけました。また、この活動を通じ、食協の存在をアピールできたほか、指導員自身も参加者への説明を通じて巡回指導の方法等を見直すことができました。
○ ゆるキャラと一緒にダンス!ダンス!ダンス!手洗いソングで正しい手洗いおぼえます!
宮崎県支部
保育園児とデイサービス通所者を対象とし、全国ゆるキャラダンス大会で2年連続のチャンピオンとなった「みやざき犬(ひぃ・むぅ・かぁ)」と一緒にダンスを行いながら手洗い指導を実施し、正しい手洗いを楽しく習得していただきました。また、宮崎県内の民放2社のニュースにおいて、この模様が放映され、多くの消費者にも情報提供することができました。今後は事業所、福祉施設、給食施設のほか、児童、園児を通じた手洗い指導により家族への伝達も期待でき、食品衛生月間のみならず、ノロウイルス流行期の食中毒・感染症予防にも広く活用していく予定です。